空調服における水色の特徴

2018-06-22
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空調服といえば作業服の進化系で、夏場や空調のない環境で重宝する一品です。作業現場に合わせて様々な色が用意されていますが、中でも水色は定番で人気があります。この色が選ばれている理由は複数で、代表的なものとしては定着している点が挙げられます。

作業服といえばこの色、というイメージが根付いているので、空調服も同様に同じ傾向の色が選ばれると考えられます。また、涼し気な印象を与えるのも理由の1つですし、信頼感を覚えさせる点も見逃せないポイントでしょう。

前者はあくまでも感じ方に留まりますが、水色という寒色系が暑い作業現場で好まれるイメージです。後者は、顧客と接する運送業者で採用されている色ですから、信頼性を重視していたり、信頼を与えたい場合に選ばれています。

作業する本人にとっても、色が与える印象の違いは馬鹿にできないもので、暑さを思わせる赤やオレンジよりは断然青系がおすすめです。

色の与えるイメージ

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想像してみると分かりますが、白系は無難で黒系はやや暑さを思わせ、赤系はオレンジを含めて暑苦しい感じがイメージできるはずです。

実際に、空調服で赤系は殆ど採用されませんし、空調機能を持たない作業服についても、色は涼しさや無難さを印象付ける色が多い傾向です。

寒い季節や冷凍庫内などだと流石に逆効果ですが、作業服の空調機能を重視するような環境下であれば、水色を含めた青い色の作業着が重宝するでしょう。当然ながら、おすすめの色も同様ですし、運送業や建設業などで色の選択に制限がなければ、涼し気な青系がベストな選択肢となります。

建設業界で色が限られる場合はやむを得ませんが、それ以外なら水色を選択の筆頭候補に加えるのが賢明です。

というのも、空調服は身に着ける本人が涼を取る目的で選ぶのと同時に、他の人に目にも留まることから、与える印象を配慮する必要があります。単なる印象だけでなく、視覚的な色の違いは体感温度に影響を与えるので、暑い場所に暑苦しい色の作業着でいると嫌がられがちです。

水色がおすすめ

更に、本人は涼しさを得て周りには暑苦しい印象を与えていると、余計に嫌われる恐れがあるので要注意です。空調服は、上半身の全体に空気を送り込み排出しますから、掻いた汗が乾いて涼しさを感じます。いわゆる気化熱を活用した簡易的な空調で、一般的な作業着と比べればその差は一目瞭然です。

汗の掻き方からして違いますし、背中や腋の不快感にも違いが生じます。作業着内の温度が一定に保てる、これも魅力的なポイントで作業性を高めてくれるメリットです。ただ、当然ながらファンで排出される空気は、気化した汗が交じる高湿度となっています。

結果的に、作業を行う部屋全体の湿度が上がってしまうので、他の人が空調機能を持つ作業着を身に着けていなければ、その人に不快感を押し付ける形となります。しかし、相手がどうあれ水色の強い作業着を身に着けておけば、少なくとも視覚的な不快感は与えずに済むでしょう。

他の人のことも考えるなら、空調服を含めた作業着は水色がおすすめで、まずは自分の作業性を確保することが肝心です。

暑い夏でも作業に集中する事が出来る農業向けの空調服

熱中症のリスク

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空調機能が不十分な作業着だと、こもった汗が排出されずに衣類の湿度が高まり、蒸れて不快感を覚えるばかりか体温の上昇に繋がります。これは熱中症のリスクを高めてしまいますし、頭がボーッとしたり手元が狂う恐れを強めるので、作業効率が低下する上に事故の確率を引き上げます。

空調はいわば命綱とも言い換えられますから、安易には考えず状況に応じた適切なものを選ぶことが大事です。視覚的な体感の変化は、気持ちの面では有効ですが、熱中症の予防対策には不十分なので気を付けましょう。空調が十分に完備されていてこそ、初めて視覚効果が意味を持ちますから、作業服選びにおける優先順位は空調用のファンを搭載していることです。

ファンは、腰の部分から空気を吸入して全身を巡らせ、襟から抜けるような形で空気の動きを作ります。このタイプは合理的で、襟首や袖口以上に開放部が大きい、腰の部分から吸入する点にあります。加えて首から抜けるのもポイントで、大きな血管があって体温を左右する、そういう部分から抜けていくのが魅力です。

快適な作業性

空調機能を持つ作業服は、季節や使用環境は限定されるものの、環境特化型で快適な作業性を実現する有力なアイテムです。体にフィットする良いものを選べば、もう手放すことはできないでしょうし、長く愛用し続けられる味方になり得ます。

大切なのは体に合うものを選び、しっかりと空気の循環や換気が実感できることです。メンテナンス性や耐久性も重要ですから、洗濯時にファンが取り外せるようになっていたり、交換が行えるものも狙い目です。そういった条件で理想的な作業着を絞り込んだ後は、やはり涼し気な色を持つ製品を優先的に選ぶのがおすすめとなります。

見る人に涼しさを感じさせるので、本人だけでなく周りの人にも涼をおすそ分けすることができます。

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